アンジェラ・アキ 最新記事だよ~~~~
2009.02.26
アンジェラ・アキ 最新記事だよ~~~~
オリコン
ミュージック インタビュー&コメント
毎日新聞
「いつか自分の歌を聴きに来る人たちの前で歌う」という夢を信じ続け
心のぞき 歌う理由探る
2005年のデビューから2年半、慌ただしい日々を送ってきた。
27歳と遅咲きだったが、初アルバム「Home」が60万枚の大ヒットに。
07年に音楽ディレクターと再婚もした。が、昨年、思いがけずスケジュールに余裕ができて、考えた。
「自分は何のために歌っているのか」と。
音楽を趣味ではなく仕事にすることの責任の重さ。私生活も含め、保とうとしていたバランスが崩れかけていた。
デビューまでの長い月日以上に、
「苦悩は大きく、迷いや不安にも突き当たった。幸せなはずなのに、なぜ素直に喜べないんだろうと」。
今作は初めて、期限に迫られてではなく、
「自分のタイミングで曲を作ることができた」アルバム。
「何かを表現したい時、探しているものがある時にピアノに向かい、生まれてきた曲たち」だという。
ロングセラーを続ける「手紙~拝啓 十五の君へ~」は、
ささいなことで悩んでいた10代の自分へのメッセージ。
元恋人との思い出を赤裸々につづった「ダリア」など、実体験に基づく曲も多い。
心のアンテナに引っかかり、“無意識の袋”にたまっていた感情や経験。
鍵盤をたたくうちに落ちてきた言葉がカギとなり、心の中の部屋を開けていった。
「過去の解決できていなかった問題と直面したり、見たくないものに触れたりしながら、その“部屋”を表す曲を作る。曲を作るっていうのは、自分を知る作業なんです」
その中で、見つからない答えがあることを改めて知った。
「だけど、探していくプロセス(過程)にこそアンサー(答え)がある。
人生は複雑だから、聴く人の答えにはならないかもしれないけど、考えるヒントになれば」と語る。
見つけた「答え」はもう一つ。
ボブ・ディランら影響を受けた洋楽のカバーを、初めてアルバムに収録した。
そのまま英語で歌うのではなく、曲を消化した上で詞を書き直し、日本語で歌うという答えを出した。
「カバーであり、オリジナル。これが自分の音楽の形なんです」
4月からは全国ツアーも始まる。アマチュア時代、小さなライブ会場で、
一人ひとりが見える位置で歌ってきたからこそ、大事にしている思いもある。
「2000人の前で歌う時も、
1対1が2000組あるという気持ちで。後ろの席で残念がっている人によく言うんです。
『遠いと思ったら目を閉じて。心の距離は一緒やから』と」
アンジェラ・アキ 最新記事だよ~~~~
オリコン
ミュージック インタビュー&コメント
毎日新聞
「いつか自分の歌を聴きに来る人たちの前で歌う」という夢を信じ続け
心のぞき 歌う理由探る
2005年のデビューから2年半、慌ただしい日々を送ってきた。
27歳と遅咲きだったが、初アルバム「Home」が60万枚の大ヒットに。
07年に音楽ディレクターと再婚もした。が、昨年、思いがけずスケジュールに余裕ができて、考えた。
「自分は何のために歌っているのか」と。
音楽を趣味ではなく仕事にすることの責任の重さ。私生活も含め、保とうとしていたバランスが崩れかけていた。
デビューまでの長い月日以上に、
「苦悩は大きく、迷いや不安にも突き当たった。幸せなはずなのに、なぜ素直に喜べないんだろうと」。
今作は初めて、期限に迫られてではなく、
「自分のタイミングで曲を作ることができた」アルバム。
「何かを表現したい時、探しているものがある時にピアノに向かい、生まれてきた曲たち」だという。
ロングセラーを続ける「手紙~拝啓 十五の君へ~」は、
ささいなことで悩んでいた10代の自分へのメッセージ。
元恋人との思い出を赤裸々につづった「ダリア」など、実体験に基づく曲も多い。
心のアンテナに引っかかり、“無意識の袋”にたまっていた感情や経験。
鍵盤をたたくうちに落ちてきた言葉がカギとなり、心の中の部屋を開けていった。
「過去の解決できていなかった問題と直面したり、見たくないものに触れたりしながら、その“部屋”を表す曲を作る。曲を作るっていうのは、自分を知る作業なんです」
その中で、見つからない答えがあることを改めて知った。
「だけど、探していくプロセス(過程)にこそアンサー(答え)がある。
人生は複雑だから、聴く人の答えにはならないかもしれないけど、考えるヒントになれば」と語る。
見つけた「答え」はもう一つ。
ボブ・ディランら影響を受けた洋楽のカバーを、初めてアルバムに収録した。
そのまま英語で歌うのではなく、曲を消化した上で詞を書き直し、日本語で歌うという答えを出した。
「カバーであり、オリジナル。これが自分の音楽の形なんです」
4月からは全国ツアーも始まる。アマチュア時代、小さなライブ会場で、
一人ひとりが見える位置で歌ってきたからこそ、大事にしている思いもある。
「2000人の前で歌う時も、
1対1が2000組あるという気持ちで。後ろの席で残念がっている人によく言うんです。
『遠いと思ったら目を閉じて。心の距離は一緒やから』と」
by a20050309
| 2009-02-26 20:58