● MY KEYS 2006 ~アンジェラ・アキ ライブ in 武道館~
2006.12.26
史上初ピアノ1台武道館ライヴに桜舞う
12月26日、武道館史上初のピアノ弾き語りライヴを行なったアンジェラ・アキ。そのレポート!
360度、14,000人が見守る中、中央に設けたメインステージとサブステージに1台ずつピアノだけを置いて、たった1人で2時間16曲を聴かせた。武道館は、アンジェラが目標としていた夢の場所でもあった。
「雨の武道館へようこそ!」普段なら嫌な雨もこんな奇跡的な演出に使われるのであれば素晴らしい。歌い出した一曲目ナンバーは 『Rain』。1万4000人の熱い視線を一身に浴びて彼女はその声とピアノを奏でる。
「夢の武道館」と、興奮気味に口にするアンジェラ。そしてあのジャニス・イアンに今日のことをメールで伝えたこと、
その不安いっぱいのメールに「私も武道館で弾き語りをやりたかった。伝えたいという想いを大切に」と、ジャニスが返事をくれたことを語り、そのまま綺麗な流れでジャニスの名曲の日本語カバーを彼女は幸せそうに披露した。
『ハレルヤ』 『WE WILL ROCK YOU』 では大合唱を1万4000人と実現。
そして武道館に伝説を刻んだクイーンの名曲
『WE ARE THE CHAMPIONS』 をピアノの弾き語りで熱唱!
ボン・ジョヴィの 『リヴィン・オン・ア・プレイヤー』 も
名曲カバーに加えて、歌詞の意味を“英語でしゃべらナイト!?”風にレクチャー。
ピアノと歌だけで武道館という前代未聞のチャレンジはもうこの時点で成功をおさめていた。あとは素直に歌声とそれに乗った想いを受けとめ、ただただ感動するだけ。
『On&On』 も 『心の戦士』 も 「これでエンディング。どうもありがとう!」 と言われても感謝の想いいっぱいで手を振れるぐらいの感動があった。
客席まで降りてみんなとコミュニケーションを取ったりできるフラットさも大きな魅力のひとつ。
そんな性格だからピアノをわざわざ方向を変えて二台設置し、みんなに顔を向けてライブを行うなんてこともするし、ファンのみんなからもらったメールをそのファンの前で読み上げて、それに対しての自分の考えを語ったりできる。
大きなキャンドルライトをいくつも用意して幻想的な世界を創り出したり、その世界の中心でアカペラで『愛するもの』を披露したり、芸術性においてもかなりのハイクオリティさを感じさせるステージを展開。
更に 『赤とんぼ』 ~ 『HOME』 を淡い光の中で熱唱したりと、彼女の歌はどこまでも広がりを見せていく。
こんなにもバラエティに富んだ、聴く者を飽きさせない弾き語りライブなど体感したことがない。
「目的地は見えているのに、どうして自分を信じて進んでいけないのか?」
「これ以上ないぐらいに愛しているのに、どうして別れを選ばなくてはいけなくなったのか?」
そんな苦悩・葛藤を赤裸々に語った後、アンジェラは愛も夢もふるさとも、大切なモノすべてへの想いを込めて新曲を披露した。
彼女に言われるがまま、前もって渡されていた封筒を開けると、そこからはみんなへのメッセージ入りの桜色のハンカチが出てきた。
“Keep on Dreaming all your life!”。
自分に夢を与えてくれたみんなに向けて放たれたそのメッセージと新曲は、
僕らにまたひとつの名曲が誕生したことを確信させると共にあり得ないぐらいの共鳴を起こし、武道館を桜色に染め上げた。
みんなの手元で揺れる桜色。空から舞い散る無数の桜の花びら。
そんな空間のど真ん中でとにかく真っ直ぐな想いを歌い上げた
アンジェラに、今日これまでで一番の拍手と歓声が送られる。
そして続く 『奇跡』 で誰もが立ち上がり、
その体を揺らしながらアンジェラに感謝と感動と高揚の入り混じった想いを送り続けた。
もちろんアンジェラもそれに対し全身全霊で愛と光に充ち満ちた歌とピアノを響かせる。そして本編ラスト『MUSIC』でアンジェラと僕らの想いはスパークする。
疾走するピアノとハンドクラップの音色。どこまでも熱く熱く込み上げるあらゆるポジティブな想い。文字通り、音楽によって僕らは、世界中にある、そして日々の僕らの生活にある、とてもとても大切なモノたちへの愛情をその心から溢れさせた。
ぬくもりのこもった拍手と歓声に包まれて再びステージに現れるアンジェラ。
「アンコールありがとうございます!」
と大声で叫んだ後、今日のライブの模様が収録されるDVDのブックレットに入れたいと、
ファンのみんなと記念撮影を敢行。
そしてアンコール1曲目「2006年を総括して」と言って、
ブルーハーツの『TRAIN-TRAIN』をオーディエンスによるコーラス入りでカバー。
「やっぱりこの曲、えぇ曲やなぁ」と、歌いながら感動を口にするアンジェラ。
そして彼女は、3年前にここの客席から椎名林檎のステージを観たとき、
3年後、すなわち2006年には武道館でライブをやることを夢見たことを語り、
“夢が必ず叶う”ということをメッセージする。
そんな自分の音楽人生のルーツから見守ってくれくれていた親友のこと、
その彼女のおかげで今の自分が、今日のステージがあることを告げると、
涙を流し「今日ここに集まったみんなの愛を!私は一生忘れません!」 と叫びアンジェラは 『This Love』 を披露した。武道館1万4000人分の涙と笑顔が溢れた。
セットリスト
1. Rain
2. Will You Dance
3. ハレルヤ
4. Kiss Me Good-Bye
5. 洋楽カヴァー
QUEEN
WE ARE THE CHAMPIONS
WE WILL ROCK YOU
6. On & On
7. 心の戦士
8. 大袈裟に愛してる
9. 宇宙
10. 愛するもの
11. HOME
12. サクラ色
13. 奇跡
14. MUSIC
アンコール
E1.邦楽カヴァー
THE blue Shearts
E2.This Love
【MY KEYS 2006 ~ピアノ弾き語りライブ in 武道館~ 】
公演日 : 2006/12/26(火)
地域 : 東京都
会場 : 日本武道館
開場 : 18:00
開演 : 19:00
料金(税込) : 5,250 (税込・全席指定)
●釈由美子さん、アンジーと家族付き合いのエピソード
【1k 3分55秒】 Windows Media Player
アルバム「HOME」を聞いて、その歌詞に胸を打たれたという。
以来、ライブには必ず足を運び、今ではプライベートでも会うほどの仲だとか。
昨年末の武道館ライブでの思い出や、プライベートで行われている秘密の会合? についても語ってくれました。
史上初ピアノ1台武道館ライヴに桜舞う
12月26日、武道館史上初のピアノ弾き語りライヴを行なったアンジェラ・アキ。そのレポート!
360度、14,000人が見守る中、中央に設けたメインステージとサブステージに1台ずつピアノだけを置いて、たった1人で2時間16曲を聴かせた。武道館は、アンジェラが目標としていた夢の場所でもあった。
「雨の武道館へようこそ!」普段なら嫌な雨もこんな奇跡的な演出に使われるのであれば素晴らしい。歌い出した一曲目ナンバーは 『Rain』。1万4000人の熱い視線を一身に浴びて彼女はその声とピアノを奏でる。
「夢の武道館」と、興奮気味に口にするアンジェラ。そしてあのジャニス・イアンに今日のことをメールで伝えたこと、
その不安いっぱいのメールに「私も武道館で弾き語りをやりたかった。伝えたいという想いを大切に」と、ジャニスが返事をくれたことを語り、そのまま綺麗な流れでジャニスの名曲の日本語カバーを彼女は幸せそうに披露した。
『ハレルヤ』 『WE WILL ROCK YOU』 では大合唱を1万4000人と実現。
そして武道館に伝説を刻んだクイーンの名曲
『WE ARE THE CHAMPIONS』 をピアノの弾き語りで熱唱!
ボン・ジョヴィの 『リヴィン・オン・ア・プレイヤー』 も
名曲カバーに加えて、歌詞の意味を“英語でしゃべらナイト!?”風にレクチャー。
ピアノと歌だけで武道館という前代未聞のチャレンジはもうこの時点で成功をおさめていた。あとは素直に歌声とそれに乗った想いを受けとめ、ただただ感動するだけ。
『On&On』 も 『心の戦士』 も 「これでエンディング。どうもありがとう!」 と言われても感謝の想いいっぱいで手を振れるぐらいの感動があった。
客席まで降りてみんなとコミュニケーションを取ったりできるフラットさも大きな魅力のひとつ。
そんな性格だからピアノをわざわざ方向を変えて二台設置し、みんなに顔を向けてライブを行うなんてこともするし、ファンのみんなからもらったメールをそのファンの前で読み上げて、それに対しての自分の考えを語ったりできる。
大きなキャンドルライトをいくつも用意して幻想的な世界を創り出したり、その世界の中心でアカペラで『愛するもの』を披露したり、芸術性においてもかなりのハイクオリティさを感じさせるステージを展開。
更に 『赤とんぼ』 ~ 『HOME』 を淡い光の中で熱唱したりと、彼女の歌はどこまでも広がりを見せていく。
こんなにもバラエティに富んだ、聴く者を飽きさせない弾き語りライブなど体感したことがない。
「目的地は見えているのに、どうして自分を信じて進んでいけないのか?」
「これ以上ないぐらいに愛しているのに、どうして別れを選ばなくてはいけなくなったのか?」
そんな苦悩・葛藤を赤裸々に語った後、アンジェラは愛も夢もふるさとも、大切なモノすべてへの想いを込めて新曲を披露した。
彼女に言われるがまま、前もって渡されていた封筒を開けると、そこからはみんなへのメッセージ入りの桜色のハンカチが出てきた。
“Keep on Dreaming all your life!”。
自分に夢を与えてくれたみんなに向けて放たれたそのメッセージと新曲は、
僕らにまたひとつの名曲が誕生したことを確信させると共にあり得ないぐらいの共鳴を起こし、武道館を桜色に染め上げた。
みんなの手元で揺れる桜色。空から舞い散る無数の桜の花びら。
そんな空間のど真ん中でとにかく真っ直ぐな想いを歌い上げた
アンジェラに、今日これまでで一番の拍手と歓声が送られる。
そして続く 『奇跡』 で誰もが立ち上がり、
その体を揺らしながらアンジェラに感謝と感動と高揚の入り混じった想いを送り続けた。
もちろんアンジェラもそれに対し全身全霊で愛と光に充ち満ちた歌とピアノを響かせる。そして本編ラスト『MUSIC』でアンジェラと僕らの想いはスパークする。
疾走するピアノとハンドクラップの音色。どこまでも熱く熱く込み上げるあらゆるポジティブな想い。文字通り、音楽によって僕らは、世界中にある、そして日々の僕らの生活にある、とてもとても大切なモノたちへの愛情をその心から溢れさせた。
ぬくもりのこもった拍手と歓声に包まれて再びステージに現れるアンジェラ。
「アンコールありがとうございます!」
と大声で叫んだ後、今日のライブの模様が収録されるDVDのブックレットに入れたいと、
ファンのみんなと記念撮影を敢行。
そしてアンコール1曲目「2006年を総括して」と言って、
ブルーハーツの『TRAIN-TRAIN』をオーディエンスによるコーラス入りでカバー。
「やっぱりこの曲、えぇ曲やなぁ」と、歌いながら感動を口にするアンジェラ。
3年後、すなわち2006年には武道館でライブをやることを夢見たことを語り、
“夢が必ず叶う”ということをメッセージする。
そんな自分の音楽人生のルーツから見守ってくれくれていた親友のこと、
その彼女のおかげで今の自分が、今日のステージがあることを告げると、
涙を流し「今日ここに集まったみんなの愛を!私は一生忘れません!」 と叫びアンジェラは 『This Love』 を披露した。武道館1万4000人分の涙と笑顔が溢れた。
セットリスト
1. Rain
2. Will You Dance
3. ハレルヤ
4. Kiss Me Good-Bye
5. 洋楽カヴァー
QUEEN
WE ARE THE CHAMPIONS
WE WILL ROCK YOU
6. On & On
7. 心の戦士
8. 大袈裟に愛してる
9. 宇宙
10. 愛するもの
11. HOME
12. サクラ色
13. 奇跡
14. MUSIC
アンコール
E1.邦楽カヴァー
THE blue Shearts
E2.This Love
【MY KEYS 2006 ~ピアノ弾き語りライブ in 武道館~ 】
公演日 : 2006/12/26(火)
地域 : 東京都
会場 : 日本武道館
開場 : 18:00
開演 : 19:00
料金(税込) : 5,250 (税込・全席指定)
●釈由美子さん、アンジーと家族付き合いのエピソード
【1k 3分55秒】 Windows Media Player
アルバム「HOME」を聞いて、その歌詞に胸を打たれたという。
以来、ライブには必ず足を運び、今ではプライベートでも会うほどの仲だとか。
昨年末の武道館ライブでの思い出や、プライベートで行われている秘密の会合? についても語ってくれました。
by a20050309
| 2006-12-26 23:53
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