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アンジェラ・アキのすべて

○ うたフルぼん NO.11 SPECIAL INTERVIEW

うたフルぼんNo.11 SPECIAL INTERVIEW アンジェラ・アキ

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うたフルぼん 2007年夏号
現在も au ショップで無料配布されるフリーペーパー的資料。
写真はアンジェラ・アキが特集掲載されたNo.11号(2007年夏号)。
当然、他のページはリリース時の最新携帯端末機が紹介されている。

---今回のアルバムは、初のセルフ・プロデュース作でもありますが、前作とはまた違った感触のサウンドに仕上がっていますよね。

そう、生々しいですよね。実は1stの 『Home』 は、自分が描いていたイメージとは少し違うものになってしまったんです。

制作にしても、音にしても。だから今回は後悔しないように、そこに気をつけてましたね。

とはいえ、前より良くなったとか、歌が上手く歌えたとかそういうことじゃなくて、敢えて言うならば 『Home』 は人間味が少し薄いなって気がしてるんです。

シンガー・ソングライターとしての全部を出してるのに、歌の処理とかで“完ぺき”に聴こえ過ぎてると言うか。ライヴはそうじゃないですからね。もっと “脆さ” もあるわけで。

だから今回は歌もあまり直さなかったし、ちゃんと現実味のある音になっていると思います。
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---音だけでなく、歌詞の世界観なども今回はより生々しく、深い人間味を味わえるなと思いました。

ありがとうございます。

『Home』 というアルバムは、デビューまでの10年を総括したアマチュア時代のベストアルバムのような感じで、今回がやっとメジャー第1弾という感じなんですよ。

『TODAY』 ってタイトルにすることもずっと前から決めてたくらい、ビジョンを持ってたんです。

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---なぜ 『TODAY』 だったんですか?

「直訳すると “今日” ですけど、すごくリアリティーのある言葉だと思うんです。

今回『愛のうた』という不倫をテーマにしたラブソングがあるんです。

不倫っていうと、世間的に見たら正しくない恋かもしれないけど、そこにある愛は真実だと思ってて。正しいとか間違いだとか、でもそこにある真実も含めた葛藤みたいなものってリアリティーだし、今、今日、あなたを愛してるって気持ちもそう。

いろんなことがあるけど、今日を祝福したいという気持ちを込めたんです。

ただ前向きに頑張ろう! なんて浅いことではなくてね。

たとえば、愛はひっくり返せば孤独だし、憎しみだし、嫉妬だし。

そういうきれいも汚いもひっくるめて、いろいろあるけどそれが今日なんだっていう。

『TODAY』 の歌詞にも書きましたけど、『最後の日に全ての今日を並べてみた時・その内いくつ・本当にいくつ今を生きられたのか』 って、すごく大事なことだと思うんです。

未来の不安にさいなまれたりすると、どうしても過去に生きちゃうと思うけど、今日を生きる、今を生きるって大事なんだって、自分に対しても言い聞かせてるんです」

(以下省略)



by a20050309 | 2007-08-25 00:01 | ●アンジェラ2007